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2019年9月23日 (月)

2019年台風15号の爪痕(2)

 その後、用事があって出かけたり、天候が悪かったりで、台風が過ぎた後の散歩道にいったのは22日になってからだった。散歩道に入っていくと、大きな木が道に倒れ掛かっていたり、かなりの大木が折れているのがすぐに目にはいってきた。Sampo2019092201 Sampo2019092202

くねくね峠に行ってみると、何故かいつもよりとても明るいのだ。Mori2019092202

上を見ると、多くの木々の枝がとばされて、空間が出来ている。それに、倒れた木もあるから、かなり隙間が出来ている。Mori2019092201

そういえば、何年か前に大雪が降った後も、木々の枝が沢山折れて、明るくなったことがあった。あれは冬だから、そもそも落葉樹の葉が落ちた後だから、明るいのだが、今回はまだ葉があるうちに枝が折れたので、さらに明るく感じる。長い年月、こういうこともあるだろう。そして、明るくなった地面から、明るいところを好む植物がどんどん出てきて、それらはまた凄まじい生存競争を始めるのだろう。

 それにしても、足元には沢山の枝などが散乱していて歩き辛い。歩くのにとても疲れる。Sampo2019092203

そうして歩いていると、何か所か倒木が道を横切っているところがあった。Sampo2019092294

いくつかの倒木はなんとか潜り抜けて通れたのだが、最後の最後で大きな倒木があって、完全に道をふさいでいた。Sampo2019092205 これはもうどうしようもない。まあ、今日はこんなこともあろうかと、ノコギリを持ってきた。試しに一本枝をきってみる。Sampo2019092206 枝一本分は進めるものの、こんなんじゃあとうてい最後まで行くのは無理と思い引きかえす。気づくと、枝をきっているあいだに、蚊に何か所も刺されてしまった。

引き返して田んぼの畔を迂回していると、水路にニホンアカガエルがいた。Akagaeru2019092201

台風の中、無事でいてくれたことがうれしかった。

大きな倒木を迂回したあとは、それほど大きな障害物もなく、いつもの散歩コースを歩くことができた。散歩コースの途中にある稲荷神社に行ってみる。道が曲がりくねっていて外からは神社の様子が見えないのだが、鳥居が見える場所まで来て、唖然とした。ああ、そうか。そうだよなあ。Jinja2019092201 神社わきにある大木は倒れ、神社の屋根にはブルーシートがかけられていた。ここには市の保護樹木となっているイチョウがあるが、倒れはしないものの相当なダメージを受けていることがわかる。数か月前の写真と比べれば一目瞭然だ。Icho2019051201  

このあたりは丘の上のようなところであり、風の通り道なのだろう。周辺の家もかなりの被害を受けた様子だった。近くの杉林はことごとく杉が折れていた。Jinja2019092206

この近くにもう一ヶ所私の散歩コースにもなっている神社がある。そこが気になる。明日、いってみることにしよう。

 

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2019年台風15号の爪痕(1)

 2019年9月9日未明に関東に接近上陸した台風15号は、大きな被害をもたらした。中でも、千葉県では長期間にわたる停電が発生した。

 9日の未明、激しくたたきつけるような雨の音と、強弱をつけて猛烈に吹き付ける風の音で目が覚めた。風は今までに経験したことがないようなすさまじいものだった。風が吹くと家が震度2くらいで揺れる。時折風が強まると、それはもうジェット機がそばを通過したかのようなものすごい轟音で、家がぐらぐら揺れる。風が一瞬弱まると、外を何かが転がるカランコロンという音が聴こえてくる。猫のゴマが、風が吹くたびにドンドンと凄まじい音をたてる雨戸のところでニャアニャアと鳴いて不安がっていた。「大丈夫だから寝よう」といって寝室に連れてこようとするが、音に怖がって廊下でうずくまってニャアニャアという。そのうち、停電した。直後に一瞬電気が復旧したが、再び停電。その停電は復旧することがなかった。枕元にあったスマホを懐中電灯にして家の中を歩き、ランタン型の電灯と、懐中電灯を持ってきた。やがて、外は明るくなってきて、朝がやってきた。次第に風はおさまったが、電気が復旧することはなかった。

 9日は鉄道がまるで動かなかった。停電だからテレビはつかない。スマホで時折ニュースを見たりするが、ネットも不安定でつながりにくい。忘れた頃にメールが着信したり、Lineのメッセージが着信したりするが、こっちから送ろうとしても送れないことが多かった。

 たまたま冷凍庫の中に大量な保冷剤があったので、それを冷蔵庫の一番上の棚に置く。オール電化の我が家なので、カセットコンロを取り出してきて、それで冷凍庫の中の冷凍食品から選んで食べる。そうやって昼間は過ごした。いつになったら復旧するんだろう?と思っているうちに午後になり少しずつ暗くなってくる。そういえば、と、我が家のソーラー発電から直結の非常用電源が使えるのではないか?と思って、使ってみたら、使える。それでとりあえずスマホを充電し、家の固定電話の電話機をつなぐ。Teiden2019090902_20190923213901

家の中にラジオがないかと探したら、次女が中学校の時授業で作ったというラジオがあったので、それを取り出して聴く。しかし、世の中はもう台風は通り過ぎた過去の話のようで、ニュースでも「千葉県では何十万軒かがいまだ停電している模様」と一言いうだけで、何がどうなっていつ復旧するのかがわからない。とりあえず買い物に行こうかと出かけたら、信号が点いていない。道路はものすごい渋滞。なんとか近くの停電していない地域のコンビニまで行ったが、食品の類はほとんどないし、氷は当然ながら売り切れ。

 がっかりしつつ帰ってきたらソーラー発電から供給していた電力が弱くなって、家の固定電話機のランプが消えた。外が暗くなってきたから当然といえば当然なのだけど、思わず「えーー?」と叫んでしまう。

明るいうちにと、夕食をとる。夕食も冷凍食品。夕食を食べたら、もう暗くなってしまって、ラジオを聴きながら寝るしかない。Teiden2019090901_20190923214101  

それにしても暑い。暑くて眠れない。冷房も扇風機も使えないので団扇であおぐしかない。ラジオは台風とは何の関係もない番組をいつも通りているだけ。ニュースの時間になると耳をこらして、どうなっているのか?いつ復旧するのか?聴こうとするのだが、何もない。台風は過ぎ去ってしまったニュースなのだ。つながりにくいネットに何度もトライして、友人に状況を尋ねてみたりした。Lineでメッセージをくれた人もいた。たまたま繋がって話ができた。どうやら今日中の復旧は無理ということだ。それにしても夜は長い。暗くなってからが夜とするなら、こんなに長かったんだなと思う。

 やがて夜が明けた。水でもいいからシャワーを浴びようと風呂場にいってシャワーの蛇口をひねる。しばらくすると生暖かい水が出てきた。タンクの中に残ったお湯があったのだ。少しホッとした。

 その日、出勤しようと6時過ぎに駅に行ってみたら、すでに黒山の人だかり。始発電車がまだ来ていないという。始発電車の前に、安全を確認るための電車を動かし、それが無事通過したら始発電車が来るという。3.11の時同様、バスで千葉駅まで行くルートはあったので、バスで向かうことにする。が、道路は大渋滞。千葉駅まで2時間かかって到着。午後からなんとか仕事を終えて、帰る前に職場近くのコンビニに寄って、大量のロックアイスを買った。とりあえず、帰ったらこれを冷蔵庫に詰めるぞ。Teiden20191001

 千葉から先の外房線はかなり本数が少なかった。これでは氷が溶ける前に家にたどりつけないかもしれないし、超満員の電車にこんな氷を持って乗るのは気が引けるので、タクシーに乗ることにした。タクシーにはすぐに乗れたが、当然ながらどこもかしこも大渋滞。そこで、裏道裏道と、運転手さんと相談しながら空いている道をすり抜けて通る。なんとか1時間ほどで帰ってこれたが、当然ながら真っ暗だ。まだ氷は解けていない。早速冷蔵庫に氷をぶち込む。

 近所の家からは発電機の音がしている。今夜もまた真っ暗闇の中を過ごすことになるのかと思いつつ、昨日と同じように冷凍食品をカセットコンロで温めて食べる。電気が復旧する様子もないので、寝ようかとベッドで横になっていた。夜遅く、一瞬部屋が明るくなった。「え?もしかして復旧?」妻にきいたら夕方過ぎにも一回復旧したんだとか。それはすぐに消えてしまったらしい。今度は大丈夫か?そう思って、半信半疑でしばらくじっと待つ。10分ほど過ぎて、これはもしかして完全に復旧したのかもしれないと、まずは冷蔵庫の中を確認する。

 とりあえず、昨日からの保冷剤や買ってきた氷が功を奏したのか、結構ちゃんと冷えている。冷凍庫は??とおもって開けてみたら、ちゃんとカチコチのままだった。これはうれしかった。静かな家の中で、湯沸かしポットがジャージャーと音をたててお湯を沸かしはじめていた。そうしておよそ2日間にわたる停電生活を終えることが出来た。しかし、近所ではまだ停電している様子で、4日ほどたって復旧したところが多かったようだ。

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