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2016年12月30日 (金)

2016年の締めくくりの散歩

 もともと、毎週1回のペースで更新しようとしていたこのブログだが、今年は数えるほどしか更新できなかった。しかし、私はいつものように歩き、沢山の物語が生まれた。書き残しておかないと、記憶のかなたにいってしまうのではないかという危機感を感じつつも。

 さあ、今年最後の散歩だ。北風が強く吹き、寒いが、空は雲ひとつない快晴。冬の日射しがたっぷりと降り注ぐ。そんな中、もうロウバイが花をつけ始めていた。Roubai2016123001今年は11月の終わりに季節外れの積雪があり、寒い冬になるかと思われたが、そんなに単純ではない。暖かい日もあれば寒い日もあり、そして季節は進んでいく。結果として、寒い冬だったのか、暖かかったのか、生き物の季節は少しずつそれを教えてくれるだろう。
 11月の雪ですっかり倒れてしまっていたセイタカアワダチソウたちは、その後、少しずつ頭を起こしていき、しっかりと種を飛ばしている。Seitakaawadachi2016123001その生命力に感心する。11月の雪でセイタカアワダチソウが倒れた時、まだ、種が出来ていなかったと思う。だから、来年の植物の勢力図は随分と変わるだろうと思った。しかし、セイタカアワダチソウは強かった。
 藪の中でガサッと音がして、枝の間を飛ぶ鳥がいた。ツグミだ。今年は例年になく早くツグミがやってきた。Tsugumi2016123001 11月にはもう目撃したから、随分と早い。遅い年は、年が明けてからやってくることもある。彼らは何故こんなに早くやってきたのだろう。そして、いつまでいるのだろうか?
 くねくね峠はすっかり明るくなって、冬の風景になっている。斜めに差し込む日光が、コナラやクヌギの木の長い影を作る。Kunekune2016123001くねくね峠の木々も、今年一年、雪や台風や嵐で、随分と折れたものがあった。そうして折れた枝が地面に横たわり、それはまた土にかえっていく。そしてそこに隙間が出来、新しい植物が芽を出す。そういう自然の循環が、何年、何十年という長いスパンで動いていくのは、何年もここを歩いていなければわからない。
 今日は、今年最後のお参りに八幡神社にいってみる。すでに初詣の準備か、裸電球がつりさげられている。Jinnja2016123001本当に小さな小さな神社。でも、地元にとっては大切な神社だ。多くの人がここに初詣にやってくる。私は今年は初詣にこれないので、今日お参りしておく。
 八幡神社にお参りして、ぐるっと村田川のほとりを歩く。Muratagawa2016123001今日は珍しく川面がおだやかで、青空を映している。
 そして、歩いて歩いて、杉林の中の道を通る時、斜めに差し込む太陽が、まっすぐにのびる杉の長い長い影を作る。Sampo2016123001散歩するといつも何かしらこんな美しい風景に出会える。冬は生き物が少なく静かで寂しいが、風景は日ごとに新しい美しさを見せてくれる。こういう風景に出会いたくて、こういう風景を感じたくて歩く。
 ぐるっといつものロングコースを歩き、また散歩道入口までもどってきた。太陽は傾きはじめ、一面が金色の光に包まれる。Sampo2016123002季節がめぐり、また新しい年がやってくる。ここを歩き続けて何回目だろう。今年もよく歩いた。来年もまた、沢山あるこう。そして、この場所の自然を感じよう。

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