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2015年6月21日 (日)

梅雨の晴れ間

 季節は梅雨。だけど、今日は夏のようなスッキリとした晴れ。気温は比較的低く、さわやかだ。散歩道に入ると、湿った植物の香りがただよってくる。見上げると、ヒメコウゾが鮮やかな実をつけている。Himekouzo2015062001

少し前まで、沢山実っていたモミジイチゴに比べて、実の色が濃く、鮮やかなので、さぞかし美味しいだろうと思って食べてみたことがあるのだが、見た目とは違って美味しくない。見かけ倒しというところだ。美味しくないから見た目で誤魔化そうとするのは、人間も植物も同じというところか。
 草は青々と生い茂り、草丈もかなり高くなっている。こういうのを見て、「荒れている」と感じるのは人間の勝手だけどね。Sampo2015062001
放っておけば、自然は自然で勝手に環境を作っていく。それが自然。私は、こういう草むらの中に入って、その中の生き物たちの暮らしをちょっと覗いてみたいといつも思う。小さな草むらでも、物凄い数の生き物がいて、それぞれがそれぞれに様々に力強く暮らしている。本来、自然は人間よりもずっとずっと強く大きな存在であって、放っておくと、その自然の強大な力が暴れ、荒れ狂うという意味で「荒れる」というべきではなかろうか。最近は、それを「自然が弱る」というように誤った解釈がされているのはどうも人々の自然に対する感覚の狂いを感じざるをえない。
 田んぼの中にアオサギを見つけた。アオサギと視線が合ったかと思うと、ゆったりと翼を動かして舞いあがっていった。Aosagi2015062001
 今年はどういうわけか、田んぼの中でハイイロゲンゴロウが大量にせわしなく泳いでいる。こんなに沢山のハイイロゲンゴロウを見た年はないかもしれない。Haiiro2015062001
気候やその他のことが影響しているのだろうか?
ハイイロゲンゴロウを見つめていたら、目の前をギンヤンマが通過していった。カメラで追いかけて、かろうじて写真に撮ることができた。ギンヤンマはこのあたりでは、それほど数は多くないし、飛ぶ速さも比較的早いので、ちゃんと写真におさめたことは、数えるほどしかない。Ginyanma2015062001
 毎年、この時期に気にしているオオバノトンボソウ。今年もちゃんと育っている。ただ、今年はまだこの1株しか見つけることが出来ていない。多い年には、沢山みられたものだ。地味な花だけれども、初めて見つけた時の感動が忘れられず、毎年、気にかけている。Oobanotombo2015062001
ほとんど羽化したばかりと思われるオオアオイトトンボが、ヒラヒラと舞い上がり、梢にとまった。日光を浴びて、キラキラと輝く姿が美しい。Ooaoito2015062001
この場所で、ずーっと彼らの一生を見てきた。秋になると、オスとメスが繋がって、キラキラと光りながらゆったりと飛ぶ。おそらく、ここに人がやってくる遥か昔から、彼らはそうして命を繋いできたのだ。
 小さな蝶がヒラヒラと飛んできたので、一瞬、ムラサキシジミかと思う。でも、ムラサキシジミだったら、飛んでいても、あの鮮やかな紫色が見えるが、それが見えないので、何だろう?と思う。葉っぱの上にとまったそいつをよくみると、コジャノメだった。翅がボロボロになって小さくなっていたのだ。Kojanome2015062001
思わず、「頑張ったな!頑張れよ!」と声に出す。
 オオヨシキリがギョシギョシと大声で鳴く田んぼの真ん中をひたすら歩く。今日も遠くまで歩いてきた。それでも、気温がそれほど高くないので、爽やかだ。Sampo2015062002
今日は、梅雨の晴れ間。これから雨が沢山降って、生き物はそれぞれに育ち、そして、にぎやかな夏が今年もやってくるぞ。
======散歩道プロジェクト Original music & movie 最新作======
MORNING
作曲/演奏/撮影/編集:TAGA@sampomichiprj

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