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2015年1月12日 (月)

冬の静寂と

2015年1月10日

 ほぼ季節は底に近いのだろう。冬型の気圧配置で、北風が強く吹く。関東はからっかぜで、澄んだ青空が広がる。Sampo2015011001

空がこんなに青いものだなんて、知らなかったよ。空気が澄んでいる冬の日は、深い青になる。それと、見上げる場所によって、少しずつ色がちがうんだ。

 田んぼの日陰の部分は、午後になっても氷がとけることがない。Koori2015011001

暖かい日がやってくるか、雨でも降らない限り、この氷はずっととけずに残っているんだ。氷の上をビュウビュウと北風が吹いていく。寒いなあ。

Konara2015011001

コナラの林を見上げると、すっかり枯れ枝になっている。それでも、この時期から少しずつ、枝の先の色がかわっていく。新芽の準備ができてくるのだ。枯れ枝の向こうには青い青い空。

 目の前の田んぼにキジがいるのを発見した。キジは私をちらっと見ると、ほとんど振り返ることもなく、遠ざかっていく。Kiji2015011001

飛び立つことはなく、ひたすら歩いて遠ざかっていく。今はまだ猟期だから、そんな開けたところにいたら鉄砲で撃たれるぞ。気をつけろよ。

 藪の中から、口笛を吹くような、不思議な声が聴こえて来た。ウソかとおもったら、ウソの群れだった(笑)Uso2015011001

まるで、人が口笛を吹いているような鳴き声がとても心地よい。珍しい鳥ではないと思うが、この鳥を散歩道で見かけることは少ない。今日は出会えて嬉しかった。

2015年1月12日

 先日拾った大きなマツボックリのことを思い出して、あった場所にいってみた。そうしたら、まだそのマツボックリはその場所にあった。Matsubokkuri2015011201

 これが、沢山落ちているならわかるけれど、この1個だけだ。いろんな人にきいてみたら、どうやら、クロマツのマツボックリではないか?ということだったので、上を見上げてクロマツを探す。Sugi2015011201

しかし、ここは杉林の中。ところどころに、照葉樹がはえているけれど、他は杉だけで、松の姿はない。それに、もし、松があるなら、この1個だけではなく、他にもマツボックリが落ちていてよさそうなものだ。これは、鳥や獣が運んできたか、運ぶ途中でここに落としたか。

 

 目の前をにぎやかに飛び立つ鳥の姿。その鳥は何故か戻ってきて、近くの枝にとまった。みるとツグミだった。Tsugumi2015011201

今年もようやくやってきたか。いつも正月前後にやってくる。私はこの鳥がなんだか好きだ。うちの庭にもよくやってくる。トコトコと歩いては、背筋を伸ばしてまわりを見渡す姿が愛らしい。

 カンアオイの大きな株があることを思い出して、藪をかきわけて進む。ポツリとそこだけ濃い緑色になっていて、遠くからもわかった。Kanaoi2015011201

花は咲いているだろうかと、根元を探ってみたが、見つけられなかった。この大きな株に花がついているのを見たことがない。数は少ないけれど、この周辺にはカンアオイがはえている場所が何ヶ所かあるが、花をつけているのもよく見るのだが。

 歩いていたら、地面にクロマツのマツボックリが落ちているのを発見したので、上をみあげたら確かにクロマツがあった。Kuromatsu2015011201

周辺には沢山マツボックリが落ちていた。Kuromatsu2015011202


しかし、どれもこれも、全てこんな風にちっちゃくて丸い。あの長く大きいマツボックリはいったいどうしたんだろう?どこからやってきたんだろう?

 杉林の中を歩いていたら、杉の影が道に長く延びていた。 Sugibayashi2015011201

季節毎に、太陽の角度がかわるから、当然、木の影も変わる。それぞれに、ちがった表情を見せてくれる。

 日が暮れてく。冬の日は短い。そして、日暮れとともに、冬の静寂がやってくる。Sampo2015011201

冷たい冷たい空気におおわれて、全てが静寂につつまれていく。

TWILIGHT:4. Winter  作曲/演奏:TAGA

http://youtu.be/zQryHuqP_G4

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2015年1月 4日 (日)

2015年

とてもあわただしい年末年始を過ごした。年末に帰省して、大みそかにこちらに戻ってきた。そして、元旦は仕事。2日に何年かぶりに三が日に瀬又の八幡神社に初もうでにいった。Jinja2015010201

神社では、地元の方々と色々な話しに花が咲く。この神社は、私の散歩道フィールドの中核となる神社だ。だから、ことあるたびに、感謝の気持ちでお参りする。私がこうして、ここを歩いて様々な写真を撮っていること。そして、ここで、様々な出会いがあり、様々な物語をつむいでいけること、そのことに感謝する。

くねくね峠に行き、また、この一年、無事にここを歩けたこと。そしてまた、様々な出会いがあり、様々な物語が生まれたこと、そのことに感謝する。Kunetoge2015010201

いつのまにか半世紀を生きてきた。そのうちの5分の1以上は、この、くねくね峠と過ごした。私は毎回ここにきて、最近あった出来事を振り返り、いろんなことを思う。そして、その先のいろんなことを思う。そういうことを10年以上も続けてきた。だから、ここには、私の長年のいろんな思いが詰まっている。くねくねの主や、コナラの木との思い出も、私にはかけがえのない人生の時間だ。

 
 今年もまた、ここで、いろんなことを思い、いろんなことを願い、いろんなことを感じていくことだろう。それは、私の中に刻まれていく。それが私がこの時間を生きた証だろう。Kage2015010401

また、新たな時間を刻んでいく。そして、また、あらたな物語を紡いでいく。それは私の中にかけがえのない時間として刻まれていく。それを、私は出来る限り、色々な形で残していきたい。それは、私たちが、身近な自然とともに暮らすことの素晴らしさを多くの人に知って欲しいと思うから。それが、私がこの「散歩道プロジェクト」を始めたきっかけであるから。

Twilight_winter20150104

 大好きな散歩道の自然に語りかけ、自然の声を聴くこと。それは私にかけがえのない時間や、様々な物語を与えてくれた。誰にも知られずに消えてしまったかもしれない、多くの身近な自然に、多くの人が自分の家族のような愛情を持って接し、そこで、様々なことを感じ、様々な物語を作っていったなら、私たちは、きっと身近な自然を敬い、大切にすることが出来ると思う。そして、私たちは大切なものを失わないで生きていくことが出来ると思う。だから、私はそのために、自分のありとあらゆる力を使って、この身近な自然を表現していきたいと思うのだ。

2015年の初めに、そんなことを思う。今年はどんな年になるのか。どんな物語が生まれるのか。

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