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2014年10月26日 (日)

暮れゆく季節に

 怒涛の毎日が過ぎ、気が付いたら秋が深まってきていた。散歩道にいく途中、ヒューヒューとジョウビタキの声がした。見上げると、テレビのアンテナにとまって鳴いていた。そうか、もう、ジョウビタキの季節なのだなと、そうして季節を知る。Jobitaki2014102500
ついこのあいだまで、青々と茂っていた草むらも、どこか少し黄色がかってきた。セイタカアワダチソウの黄色い花も目立ってきた。季節は進む。Sampo2014102501

くねくね峠にいってみると、倒木で道がふさがれていた。しばらく前にやってきた2つの台風の時に折れて落ちたのだろう。
Kunetoge2014102501
今年の初めの雪では、沢山の枝が落ちた。台風が来ればまた、弱った木は倒れる。そういう風に長い年月をかけて、木々は更新していくのだろう。倒れた木は朽ちて、色々な生き物の栄養になっていく。

 そういえば、夏に交通事故にあったアナグマの死体も、すっかり骨と毛だけが残るだけになって、ここであの大きな生き物が死んでいたことは、言われなければまったく気付かない状態になっている。Anaguma2014102501

ここは、獣がよく交通事故に遭う場所だ。数年前、このすぐ近くでハクビシンが同じように交通事故にあって死んでいた。それを最初に見つけた次女によると、すぐに山盛りのウジがわき、そうして一瞬にして骨になっていったそうだ。死んだ生き物は他の生き物の餌となり、物質がめぐる。それが自然というものなのだ。

ガマズミの実もすっかり赤く色づいた。小鳥たちがやってきて食べるだろう。かといって、全部食べつくすということはない。私も時々つまんで食べるが、あまり食べるとお腹をこわすので、少しつまむだけだ。Gamazumi2014102501

近くで丸太小屋を作ったりしている人と久しぶりに会う。めずらしく野草の話しになり、とても話しが盛り上がる。30分は立ち話をしていただろうか。貴重な野草が沢山あること。そして、道端の人目につく場所では、心ない人たちがすぐに持ち去っていってしまうこと。そんな話しをした。

 そこにある自然をそこにあるままでどうして愛せないのかと思う。持ち帰らないでほしい。キンランなどのランは持ち帰っても枯れるだけ。一度やればわかるだろうと思うが、学習能力もないのか、毎回同じように根こそぎ持ち帰る人々。啓蒙しなくてはと思う。

 先日みかけたトリカブトの群生は、花が半分ほど終わって、実をつけていた。Torikabuto2014102501

ハッカのような、すこしツンとする香りがあたりにただよっていた。これは何の香りなのだろう。

 池ではカルガモの家族が彼らの日常生活を営んでいた。沢山歩いた。そして、久しぶりに自然に溶け込むことが出来た。Karugamo2014102501

自然とかけ離れた日常では、身近な自然の中で起きていることをすっかり忘れてしまう。その延長線上に人間の営みがあることもわからなくなってしまう。人々は自然に囲まれていきている。だが目の前になければ忘れてしまう。人間社会の中だけで物事を考えることは危ういことだということを忘れてしまう。私はこうやって、少しだけでも自然を感じて生きていこうと思う。それは自分自身が生き物であることを忘れないこと。大切なことを見失わないこと。

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2014年10月 5日 (日)

いつの間にか進んだ季節

ブログの更新が随分と間があいてしまった。今年もいつの間にか季節は進んだ。暑い暑い夏を通り越し、散歩道はもうすっかり秋の気配。Sampo2014100400

夏の間、生い茂った草も、少し黄色がかってきた。ススキの穂やセイタカアワダチソウの花が少し顔をだしている。

賑やかだったセミも、すっかり静かになった。そのかわりにコオロギの声が下からきこえてくる。

田んぼの稲はすっかり刈り取りが終わった。Tambo2014100401

やがて、季節は静かに暮れていくのだろう。人々の生活も季節とともに過ぎていく。

くねくね峠に向かう道は、木々に覆われた道になってきた。Kunekune2014100401

もともと、こんな風な木のトンネル道だったのが、10年近く前にまわりの木が伐られて明るい道になっていたのだ。そこに時の流れを感じる。

つい先日、キバナアキギリがようやく花を咲かせているなと思っていたが、もう花盛りだ。キバナアキギリの黄色と、ヤマハッカの濃い青のコントラストが美しい。Sampo2014100401

道端に、サラシナショウマを見つけた。かつて、毎年咲いていた場所があったが、数年前に消えてしまい、それ以来、出てきていない。ここでサラシナショウマが咲いているのを見るのは初めてだ。Sampo2014100404

それと、サラシナショウマが咲くのは例年もう少し後なのだが。

トリカブトの群生を見る。毒草として有名だが、花はとても美しいと思う。Sampo2014100402

休耕田にはミゾソバの薄いピンクの花が一面に咲いていた。ごく普通の里山の草花はとても美しいと思う。Sampo2014100403

 季節毎に、目の前の自然の変化を感じて生きることの幸せをいつも感じながら歩いている。目の前にある自然。その素晴らしさを感じ、それを愛すること。都会に飼いならされた現代の人々が忘れてしまったこと。今、思い出すべきことはそこにあると思う。

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