« 2013年12月 | トップページ | 2014年2月 »

2014年1月12日 (日)

2014年の最初の夢の断片

 年末年始は、帰省も含め、およそ3000kmに及ぶ車での旅をした。ハードスケジュールがあわただしかったが、色んなものを見ることが出来て、短い期間に沢山の思い出が出来た。それが終って疲れが出たのか、酷い風邪をひいた。高熱がでて、最初インフルエンザかと思ったがインフルエンザではなかった。

 高熱が出たので、ひたすら寝た。沢山の夢を見た。夢の中に現われるのは、今までの自分の人生の断片だと思う。そういうものが、時間を越えて自分の中で再現されるのだ。夢の中には自分の人生の断片がある。そして、歳を重ねていくと、その断片はどんどん増えていく。そしてどんどんと重くなっていく。

 今日はまだ体調が本調子でないが、どうしても散歩に行きたくなった。熱は下がったが咳が少し残っている。いつもより短いコースでと歩きはじめる。散歩道は冬の底の風景だ。季節は今頃が底だ。そして、ここから少しずつ明るくなっていく。Sampo2014011201

ここ数日、急激にやってきた大寒波は北日本には大雪を、そして関東には強い「からっかぜ」と寒さをもたらした。それでも今日の昼間は少し寒さがやわらいだ。田んぼに貼った氷は融けて、一部が流れになっている。Tambo2014011201
今年の冬は田んぼに水が多い。雨や雪が適度に降っているからだろう。この先に待っているアカガエルの産卵に今年の天候はどんな影響を与えるだろうか。私はそのことばかり考えている。Kunetoge2013011201乾いた、日射しの差し込む明るい、くねくね峠を行く。今年もここを何度も何度も歩こう。そして、自分自身の時を刻んでいくのだ。

 いつものように、「ぬしの穴」をのぞく。そこにはもう「ぬし」はいないのだが、何かしらこの穴を利用している気配があるので、一生懸命覗いてみるが、何も見えない。Ana2014011201
やがて、ここにあらたな「ぬし」が現われてくれることを、ずっと願っているのだが。Sora2014011201
空の雲は綺麗な縞模様。淡く広がるその雲に、上空の寒さを知る。ゆっくり歩いたから日が傾いて、谷はすっかり日陰。今日はもう帰ろうか。明日元気になってこよう。

 そういえば、1年前、「こんなものを作ろうなんて考える奴は俺くらいしかいない」といって、作り始めたものがある。散歩道の写真。散歩道の音。それを一年分つなぎ合わせて一つの映像にする。そこに一年間の思いを自分で作曲して音楽を付ける。どんなものになるか分からないが、作ってみようと思った。たった5分の作品に、何千倍もの時間をかける。こんなことなんて俺しかやらないよ。それも、こんなほんの小さな小さな場所の物語。それを自分で歩き、自分で見て、自分で聴いて、自分で表現する。

 そして、作品は完成形になった。これは私の2013年の夢の断片だ。私が大好きなこの場所で見て感じたことの断片が一つの塊になってここにある。私がこの場所で過ごした時間の断片。かけがえのない記憶。かけがえのない過ぎ去りし時間。

| | コメント (0)

« 2013年12月 | トップページ | 2014年2月 »