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2013年8月18日 (日)

夏を謳歌する生き物たち

 人々は、連日「暑い暑い」といって過ごしている。「熱中症にならないように水分補給を!」「外出を控えよう」などと連日呼びかけている。

 かつて、私は暑いのは好きではなかったと思う。だが、いつからか、夏は大好きな季節になった。野へ出ると、生き物であふれている。それぞれに、この限られた夏の時間を最大限に活用しようと、一生懸命に活動している。自分も汗をたらしながら歩く。賑やかなセミの声の中、ギラギラと照りつける日射しの中を歩く。

 Tambo2013081701


少し見ないうちに、田んぼはすっかり黄金色になっている。そして、黄金色の田んぼの上をアカトンボがキラキラと舞う。収穫の季節だ。ここから一気に季節が進むだろう。夜は秋の虫の音が響くようになった。セミの声も、アブラゼミやミンミンゼミからツクツクボウシの合唱に少しずつ変わっていく。

 Senninso2013081701

道端には白いセンニンソウの花。葛の花もあちこちで咲いていて、独特の甘い香りをただよわせている。ツマグロヒョウモンが目の前をヒラヒラと舞う。Tsumaguro2013081701


道端にヤマホトトギスの小さな花を見つけて喜ぶ。Yamahototogisu2013081701


それにしても、この時期は、じっと立ち止まって落ち着いて写真が撮れない。なぜなら、立ち止まるとすぐに、蚊や蚋(ブユ)がまとわりついてくるからだ。それをはらいのけながらカメラを向ける。とくに蚋(ブユ)はカメラにもまとわりついてくるのだ。

 そんな中、田んぼの上をキラキラと舞うトンボを見ていたら、なんだかまたトンボの写真が撮りたくなった。ヒラヒラと舞っているかと思うと、素早く移動するトンボを綺麗に撮るのは難しい。でも、このキラキラと光る美しさをなんとかして撮りたいと思う。

 気付くと、田んぼの側に立ち止まり、汗をたらしながら、カメラでトンボを追いかけまわしていた。子供が網を持って無邪気にトンボを置いかけるように。そして、粘って粘って、やっとそれらしき写真が撮れた。Tombo2013081702
日射しを浴びてキラキラと光るトンボ。ヒラヒラとスイスイと飛び回りながら、今の季節を謳歌している。セミが大きな鳴き声で夏を謳歌しているように。私も汗をたらしながら、夏を謳歌している。しかし、私にはまた来年も夏が来る。トンボたちは、次の夏は次の世代へと引き継がれる。

 上を見上げると、イヌザクラの実が綺麗に色づいていた。Inuzakura2013081801


田んぼのわきには、ツルボ。Tsurubo2013081801ちっちゃなカナヘビが道端から飛び出してきて、よく見ると、口にはバッタをくわえていた。沢山食べて、どんどん大きくなる。Kanahebi2013081801


目の前をヒラヒラと横切るコミスジや、キタテハ。Komizuji2013081801


Kitateha2013081801

暑い暑いといいながら、少しずつ少しずつ、季節は秋に傾いていく。生き物たちは、残された夏を力いっぱい謳歌する。Tambo2013081801






 

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