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2012年9月17日 (月)

木漏れ日の季節

このところ、毎日雨が降る。といっても、スコールのようなザッと降る雨が短時間降る。先週、先々週と散歩に出かけるたびに雨に降られた。「今日も降るかな?」と、青空に急に広がってきた雲を見ながらでかけた。Kuri2012091701 散歩道に入ると栗の実が目についた。実りの秋だ。毎日30℃を越える暑さに、いまだツクツクボウシが大合唱をしているが、季節は進んでいる。田んぼはほとんど稲刈りが終わった。谷から差し込んでくる日射しがどことなく秋の色だ。Tani20120917 ノシメトンボにオニヤンマ、シオカラトンボなど、沢山のトンボが飛び交う。地面からはカネタタキなどの秋の虫の声も響いてくる。だが、まだ頭上からのツクツクボウシにはかなわない。 夏の名残りを一生懸命に命を燃やすツクツクボウシ。 くねくね峠に向かうと、いきなりキラキラの木漏れ日に魅せられる。夏の間は、真っ暗な木のトンネル道。秋が近付き、葉の間に少しずつ隙間が出来る。そうして木漏れ日が明るくなる。今日は風が強く、ざわざわと木が揺れて、木漏れ日も揺れる。この時間が好きだ。じっと見つめていたくなる。Komorebi20120917

しかし、今の季節、じっと見つめていようなら、すぐに蚊のヤツがやってくる。今年は蚊が多い。先日はブユにもまとわりつかれて大変だった。もともと蚊に刺されにくい体質の私だったが、最近はよく刺されるようになった。体質がかわったのか?

くねくねの主のいなくなった穴をいつものように覗きこむ。もういないことはわかっているのだけれど。何故か、「ありがとう」とつぶやく。

Amagaeru20120917 このあたりは、井戸の水をポンプでくみ上げて、田んぼに注水しているため、田んぼのそばにはポンプ小屋がある。そのポンプ小屋のトタン屋根の上にアマガエルを見つけた。「ちょっとモデルになってね」そういって近づく。しっかりモデルになってくれた。「ありがとう」また、カエルにつぶやいた。

Tsurifune20120917 ツリフネソウの群生は、今がはなざかり。今日は時々雨が降って、みずみずしい花が美しい。そうやって見ていたら、雨が降ってきた。日がさしているのに、ザアザアと雨が降る。こんなお天気雨の時は虹が出るものだと思って、空を見上げる。しかし、虹は見えなかった。Tambo2012091702 収穫が終わった田んぼに置かれた藁の束がまるで人形のようだ。Michi20120917

まだまだ、汗をたらしながら歩く季節。でも、ゆっくりと秋に向かっている。賑やかな夏が終わり、静かな季節が近づいてくる。

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http://youtu.be/0cGlvPwH5rA

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2012年9月 2日 (日)

9月がやってきた。そして土砂降り。

毎年、8月はハードスケジュールだ。だから、ほとんどゆっくり散歩が出来ない。今年も同じだった。9月になったと思うと、忙しい8月から解放されて、自分のペースで歩けると思い、少し嬉しい。しかし、反面、ツクツクホウシの声を聞きながら、暑い夏に汗をたらしながら歩く日々が過ぎ去っていく気がして、すこし寂しさを感じる。

久々の散歩道だった。このところ、ゆっくり散歩道を歩くことが出来てなくて、歩きはじめると、なんだか体のバランスが悪いのを感じる。ゆっくりゆったり歩くうちに、それは戻ってくるだろう。自然に対する感覚も、私の中で少し居心地が悪く、ずれている。道端の草花や、虫や鳥やケモノや、様々なここで暮らす生き物と同じ時間を過ごす感覚が少し鈍っている。気付くと、田んぼは黄金色だ。Sampo2012090101 もう収穫が始まっている田んぼもある。稲の香りが漂ってくる。

道端にはあちこちでクズの花が咲き、甘い香りをただよわせている。Sampo2012090102 足元ではコオロギたち、秋の虫の声がするようになった。それを圧倒するかのような、ツクツクホウシの大合唱。

ツクツクホウシの大合唱にずっと耳を傾けていて、あることに気付く。私が聴きなれている鳴き方は、鳴き終わりの部分「ウィッ、ウィオース、ウィオース、ウィオース」だが、どいつもこいつもその「ウィッ」の部分を省略していきなり「ウィオース、ウィオース」となる。ずっと聴いていると、中にはちゃんと「ウィッ、ウィオース、ウィオース」とやっているやつもいる。それにしても、ツクツクホウシはとても可愛らしい声で歌うように鳴く。それが大好きだ。

道端にはあちこちでセンニンソウが白い花をさかせている。それに混じってこれまた白いオカトラノオの花。Sampo2012090103 ありふれた花だけれど、こうして白い、形の違う花が一緒に咲いていると、小さな花束のようで美しい。

汗を拭きながら、ずっと鳴いているツクツクホウシの大合唱の中をぐるっと歩く。空は夏の空から少し秋の色が見える気がする。Sampo2012090105 今日は久々ということもあり、少し短めに、そして明日はもっと沢山歩こう。そう思った。

翌日、朝からスコールのような雨が降ったりやんだり。日曜日だが登校日で自転車に乗って学校にいった次女はずぶぬれになっているに違いない。そんなことを思いながら、それでも日が差してきたのでしばらく大丈夫だろうと思い散歩にでかけた。時折、ゴロゴロと雷鳴が遠くに聴こえる。見上げるとあやしげな雲。Sampo2012090201 それでも、まだまだ遠いし、パラパラと降るかもしれないが大丈夫だろう。そんな風に思っていた。

しばらく歩いていると、ポツポツと雨が降り始めた。このくらいなら大丈夫。そう思っていたら、急にザアザア降りになってきた。いそいで大きめの木の下で雨宿り。見ると、自転車に乗って通りかかった人が同じように雨宿りをしているのが見えた。だが、雨はどんどん激しくなってきた。急いでくねくね谷の奥に行く。Sampo2012090202 あたりは白くしぶきがあがり、見る見るうちに水たまりが出来てきた。土砂降りだ。こんなに降れば、木の下で雨をしのぐというのには程遠い。ほとんど雨の中に立っているのとかわらない。全身ずぶぬれになる。

雨脚はまったく衰えることなく、どんどん降ってくる。帽子のひさしからは、しずくがポタリポタリと流れ落ちていく。こんなに降られたのは初めてだな。そう思いながら、できるだけ、雨の当たらない場所を探す。15分程、雨に打たれただろうか。ようやくやんできたので、移動を開始。しかしもう、今日はこの先まで歩いていく気はしない。

そういえば、暑さのためか、あまり見かけなかったカエルたちが、道端でピョンピョンと跳ねる。アマガエルにアカガエル。

Sampo2012090203 今は亡き、くねくねの主の穴に向かっていく小さなアカガエル。今日はえらい目にあったよ。ずぶぬれになったよ。それもまた一つの散歩道の思い出だね。

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