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2012年3月20日 (火)

春分の日

 春分の日だ。朝、なかなか起きられなくて、ベッドでゴロゴロしていると、家のまわりではウグイスがひっきりなしに鳴いて、私を起こそうとする。そんなに鳴かれては、早く起きて散歩にいかなきゃと思ってしまうではないか。

 静かだった冬が終わり、春を感じるようになってきた。春が来て嬉しい。そう思うのは冬があるからかもしれない。Sampoent20120320 朝食後、グズグズしていたら、お昼近くになってしまった。外に出ると、今日はセーターなしで大丈夫。空気があたたかい。あちこちでウグイスが良い声でさえずっている。その声に心がはずむ。

 思っていたよりも、今日は雲が多く、空はすっきりしない。けれど、これが春の空らしいところだ。薄雲に遮られた柔らかな日差しが降り注ぐ。頬にあたる風はまだ少し冷たさをかんじるけれど、まるで、ほてった頬に冷たい飲み物をあてたときのように、ここちよい冷たさだ。

 午前中は一通りアカガエルの産卵状況を確認してまわる。ありとあらゆる田んぼ、水辺をくまなく見てまわるので、通常よりも随分と時間がかかる。午前中はこれだけで時間切れ。この季節まだまだ見たいものがある。だからまた、午後再びでかけた。

 Ooinu20120320 オオイヌノフグリの小さな花がお花畑のように一面に咲く。早春のオオイヌノフグリは青色が濃く、目に鮮やか。しかも、一斉に咲くので、あたり一面、青い星をちりばめた様子になる。

 春分の日の頃に出てくる代表的なものが二つある。一つはシュンラン。気候によって咲く時期が随分と違ってくる。去年はとても寒かったので随分と遅くなった。今年も3月は比較的寒かったこともあり、遅いのではないかと思っている。私の場合、季節の基準がアカガエルの産卵状況になっている面がある。アカガエルの産卵が遅い年は季節の進行が遅いのだ。もっとも、この季節、私がアカガエルばかりを見ているから、そういう風に思うだけであって、天候によって色んなものが左右されていて、アカガエルはその一つということなのだが。梅の開花時期というのも年によってずいぶんと違う。桜の開花が毎年それほど大きく違わないのとくらべると、随分と違うものだ。これはこの2月~3月という季節が微妙な季節なのだということだろう。

 さて、シュンランだが、予想通り、まだ花をつけているものはなかった。だが、花芽がでてきていたので、あと一週間もすれば花がみられるだろう。Shunran20120320 シュンランが咲くと、いよいよ春が本格的にやってくるということになる。華やかな春がやってくるのだ。

 もうひとつ、ヒキガエルのカエル合戦が丁度春分の日のころにある。去年は随分と遅れたため、大丈夫なのか?と心配になるほどであった。今年も、この天候ではまだかもしれない。また、年々悪化するヒキガエルの産卵場所の環境も心配だ。たぶんまだ出ていないだろうけれど、とりあえず産卵場所の状況だけでも見に行こう。

 産卵場所はここ数年で随分と乾燥化が進み、水の量が減ってきた。それに伴い、ヒキガエルも数が減っている。このままだとアカガエル同様に、激減するということが考えられる。昨年、沢山のヒキガエルがカエル合戦を行っていた場所に行ってみる。Hiki20120320 かなり環境は悪化しているが、いまのところ、なんとか産卵出来る程度には水がある。これなら、なんとかなるだろう。ヒキガエルの姿は見えないが、声が聴こえないかと一生懸命耳をすます。しかし、ヒキガエルの声はまだだった。毎年そうなのだが、姿を見るより前に、あの独特の声を聴くのだ。そうして、ああ、あのへんにいるなと。

 春分の日。静かな冬が終わり、次第に賑やかになっていく。さあ、今年も生命溢れる季節が始まろうとしている。

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2012年3月18日 (日)

今年もアカガエル飼育開始

 一昨年から始めたアカガエルの飼育放流。これは、水が涸れそうな田んぼにあるニホンアカガエルの卵塊を持ち帰り、田植え前の田んぼの水が安定する時期まで育てて放流するという試みである。

 昨年の記録の通り、およそ1/4の卵が水が涸れて死滅する。水涸れが数年続くと、その田んぼではほとんど卵が見られなくなる。こうして、かつて数百個の卵塊がみられた田んぼが、数年のうちにまったくゼロになってしまうということが起きる。これは非常に狭い範囲での絶滅である。こういう状態が広範囲に起こると、それは種全体の絶滅となってしまうのだろう。狭い範囲の絶滅を見て、絶滅とはこうして起こるのだということを見ているような気がする。

 さて、以前は400個ものアカガエルの卵塊を見ることが出来た私の散歩道フィールドであるが、数年前に急激に減少し、昨年はたったの60個しか産卵を確認できなかった。

 一方、私の飼育放流は飼育方法が確立されてきたため、昨年は約500匹のオタマジャクシを育てて放流することが出来た。この効果をしっかりと見極めるために、産卵状況の記録を詳細に行っている。

 今年初めての産卵を確認したのが3月3日であった。その数は3個。その後、しばらく観察に行けなかったので、どうなっているだろうかと思ったが、なんと、その数は劇的に増えていた。Tamago2012031801 最初、私が飼育放流をしている田んぼを見たところ、そこだけで100個を越えていた。つまり、私が飼育放流をしている田んぼだけで昨年の産卵数を上回ったのだ。これは少し驚いた。昨年まではこの田んぼでせいぜい20個程度だったのだから激増である。

Tamago2012031802 卵塊は、産卵されてから数日程度の新しいものと、1週間以上はたっているであろうと思われるものが混じっていた。

 この田んぼでこれほどまでの数の卵塊を見たのは何年ぶりだろう?飼育放流の成果が出たか、と思いたい。しかし、たまたま今年の産卵が多かったのかもしれず、まだまだ喜ぶのは早い。

 他の田んぼもくまなく見てまわった。しかし、他の田んぼの状況はあまりよくなかった。この田んぼで102個。他の田んぼ全部で15個程度。他の田んぼの数だけなら、これは去年より悪いくらいだ。だから、全体的に産卵数が増えているわけではない。

 5年程前は100個程度、普通に見られた田んぼが、ゼロないし5個程度という場所もいくつかある。普通に田んぼの隅にあった水たまりが、水はけをよくするようにしたのか、水がたまらなくなったところも多い。溝を掘って排水しているところもある。こういうところでは減少が著しい。

 さて、今年もそろそろ飼育を開始する時期だ。ここはやはり、同じ田んぼで続けることにした。こうすることで、他の田んぼとの対比が明確になる。そうなれば、ニホンアカガエルが田んぼの水たまりが減少して数を減らしていることの証拠となるだろう。それ以外にも、こうすることでわかることが多い。

 道具を持って田んぼにでかける。 Tamago2012031804 昨年は卵塊を1個だけ持ち帰ったのだが、そうすると、育つカエルはみな兄弟になってしまう。それを少し改善するために、今回は、小さめの卵塊を2つ持ち帰った。1個の卵塊で500匹くらいのオタマジャクシが生まれてくるのだから、水槽の容量を考えると、あまり多く持ち帰ることはできない。Tamago2012031805

 さあ、今年も元気に育て!

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2012年3月 1日 (木)

散歩道プロジェクトの新規ブログのお知らせ

散歩道プロジェクトの新しいブログが出来ています。そちらも時々更新していますので、是非ごらんください。

散歩道ブログギャラリー

そりゃあイケン

こちらの「散歩道プロジェクト」のサイドバーからもリンクされていますし、最近の記事のダイジェストが出るようになっています。

こちら「散歩道プロジェクト」がメインブログとして、散歩道プロジェクトの従来の散歩道日記のようなものを中心にのせていきます。

動画や写真集は「散歩道プロジェクト・ギャラリー」に。

私の意見は「そりゃあイケン」に載せていきます。

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