ノウサギは雪が好きなのか?
先週の週末はずっと雪や雨。いつものように散歩道に行くことができなかった。首都圏は雪で混乱した。東京では何年ぶりかの数センチの積雪だったようだが、ここ千葉の丘陵地帯では、数センチの積雪は毎年1度はある。
それから一週間ほど過ぎたが、散歩道には雪がずいぶんと残っていた。ちょっと疲れ気味の私だったが、散歩道に残る雪を見て、ちょっとワクワクした。雪が降ると、雪の上に、色んな動物の足跡が残るので、それを探すのが楽しいのだ。
今は本当に季節の底。今年の冬は寒く、寒いのが苦手な私は、このところ毎日の寒さにうんざりする。
田んぼの畦の植物たちは、ロゼットを作り、一生懸命地面に張り付いて、なんとかこの寒さを乗り越えようとしている。
大雪から一週間近くたち、街では、日陰に雪がのこるものの、ほとんどとけてしまっている。だが、この谷津田の散歩道は、気温が低く、雪が随分と残っている。
日陰の雪は、まだフワフワとした感触で、歩くと、フワッとした感触とともに雪の中に足がキュッキュッと、めり込む。これは降ってから一度もとけていないということだろう。谷底の日陰の地面近くはずっと氷点下なのだ。
ひなたの雪は完全にとけていて、その境界がはっきりとしている。
雪の上の動物の足跡、いろんな足跡があるが、人間の足跡もある。そして人間と一緒に歩く、犬の足跡。また、自由に歩き回る猫の足跡もあちこちにある。
きまって、雪の上に見ることができる特徴的な足跡に、ノウサギの足跡がある。ケンケンパ、ケンケンパという特徴的な足跡はすぐにわかる。
私は数年前にノウサギに遭遇して以来、実際にノウサギを見ることはほとんどなかったが、雪の後に散歩道にいくと、必ずノウサギの足跡がある。彼らが夜行性であることもあろうが、それにしても、ノウサギは雪の上を好んで歩いているのではないか?と思うことがある。
日陰の田んぼの畦。そこが一番フワフワの雪が残っている場所なのだが、ノウサギはそこを選んだかのように、足跡をつけているようにさえ思える。もっとも、それは、その場所が一番しっかりと足跡が残っているからであろうが。
足跡から、雪の後にノウサギが田んぼの畦を走り回っている姿を想像する。かれらは、普段、滅多に私たちの前に姿を現さないが、縦横無尽に走り回っているということだろう。そして、まもなく彼らの繁殖時期がやってくる。ノウサギのオスは縄張り争いをし、メスをおいかけて走りまわるようになる。そして、時には交通事故にあってしまうものもいる。ノウサギは私たちの知らないところで、走り回っているのだ。









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