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2010年7月24日 (土)

我が家の害虫駆除

毎年、カエルの鳴き声がピークに達する前後、この「散歩道ブログ」のアクセス数が急増する。多くのサーチエンジンで「カエル駆除」で検索したときにトップに出てくるのがこのブログだからということもあるだろう。カエルの鳴き声がピークの時期に私のブログにやってくる人の多くが「カエル駆除」で検索してやってくるのだ。カエルが気持ち悪い、鳴き声がうるさい、などという事情で駆除する方法がないか調べてやってくる人に、少しでも考えてもらいたくて、わざと「挑発的」な表現を使ったりもしている。オオヒキガエルのように特定外来生物に指定されているような、ある意味「有害」なカエルの駆除方法を調べようとしている人に対し、「駆除するな」といっているわけではないことは、私の記事をちゃんと読んでもらえればわかるはずである。大多数の方にはご理解いただけていると思うが、たまにご理解いただけていないことがある。そのため、そのようなコメントをいただいた方にはちゃんとご説明申し上げているつもりである。

しかしながら、もっと短絡的に「気持ち悪いものは誰になんと言われても気持ち悪い」「駆除方法を調べて何が悪い」などと言われることもある。まあ、それはその人にとって、私の小さな意見くらいでは、自分の信念(カエルを駆除したいという信念)は揺らがない、考えを変えようがないというのであればしかたないことである。それでいてなんでもかんでも「エコ」にしたがり、何故かホッキョクグマが頻繁に登場する世の中の風潮に何の疑問も抱かないのであれば、それはもう、エコ民度のレベルの問題であるから、私の力でどうにかできるものではない。

さらに、「じゃあオマエ、蚊も殺さないのか?」という、私にとっては「はぁ??」というレベルの的外れなご意見を述べていかれる方もいる。「はぁ?」なのである。私は蚊も殺すし、ゴキブリも殺す。ネズミだって駆除するよ。それと私が「カエル駆除」問題で問題にしている人々の行動はまるで性質が違うだろう。そのことが理解できず、たんに「殺生すべきか否か」というような単純な論理でご意見をぶつけられても「はぁ?」である。

我が家では蚊も殺すし、ゴキブリも駆除する。これは確かである。ただし、そこに一般的な駆除方法との違いはある。ただ、それはある事情から生じたことであり、それ以前はごく一般的な駆除方法、蚊取り線香や殺虫剤などというものを使っていたのは事実である。だから、どんな家庭でも、この方法を推奨しているわけではないことを、あらかじめ申し上げておく。

まず、蚊の駆除方法だが、我が家には何か所か捕虫網を置いている。これで蚊を捕まえて殺すのである。そういうと、「いちいちそんなことしていたら大変だ」と思われるかもしれない。しかし、これは慣れればかなり確実な方法なのである。Ami20100724 蚊をみつけたとき、常に腰に殺虫剤をぶら下げておくなどしていないかぎりは、見つけた蚊に即座に殺虫剤を吹き付けて殺すということはかなり難しいであろう。蚊取り線香などは、殺虫成分をある程度の濃度で部屋の中に充満させてやる必要があるので、これもまた時間がかかる。だから、おそらく、蚊を見つけた人は、大抵まずは手でパチンとつぶそうとするだろう。だが、失敗することも多い。一度失敗すると、そいつをもう一度「パチン」とやるのは困難になる。もし、捕虫網が近くにあれば、それで蚊を捕まえることは、意外と簡単なのだ。蚊は人の動きには敏感である。つまり、手でパチンとやろうとした時には素早く動くが、それ以外の空中をただよっている時の動きはかなり鈍い。フワフワ飛んでいる蚊を捕虫網でつかまえることは、実は簡単なのだ。そうして捕虫網で捕まえた蚊を手でつぶし駆除する。これが我が家流の蚊の駆除方法だ。そして、捕虫網は蚊以外にも使える。蠅は少し難しいが、夜、灯火めがけて家の中に飛んでくる様々な虫に使える。とくに、カメムシなんかが家の中に入ってきたら、こいつで捕まえればいい。カメムシが食事をしているところに落ちてきたらとっても嫌だ。ただ、カメムシは潰すと被害が拡大して大変なことになる(カメムシ臭が強烈に放散されてしまう)。だから、捕虫網でそっと捕まえて、家の外にそっと逃がす(そっと捕まえて、そっと逃がすと臭くない)。

さて、次にゴキブリだが、ゴキブリホイホイをいくつも仕掛けている。これは普通だろう。ただ、ゴキブリホイホイで捕まえるのはかなり効率が悪いような気がする。たまにホイホイにゴキブリがかかっているのを見ると嬉しいが、こんなの一匹捕まえても、まだゴキはウヨウヨしているはず。あとは、見かけたときにパチンとやるかだ。これは殺虫剤をつかわないごく普通の方法といえる。そういう一般的な方法にプラスして、我が家ではゴキブリの天敵を利用している。

Ashidaka20100724ゴキの天敵はアシダカグモだ。 世間一般的にはゴキよりもこっちの方が気持ち悪いと思う人が多いと思う。だが、我が家ではこっちの方が優遇されている。こいつもたまにホイホイにかかっていることがあり、そのたびに残念がる。ただ、我が家では、こいつを見つけても誰も追い払ったり、殺したりしない。私が「こいつはゴキを食べてくれるんだぞ」と、啓蒙を続けたおかげで、まるで家族の一員のようになっている。春先には、こいつの子供がたくさんうまれて、頻繁に小さなアシダカグモを目撃する。そいつらが、少しずつ大きくなっていくのを、わが子の成長を見るように見守っている。実際、このアシダカグモがいるおかげで、どの程度の効果があるのかはわからないが、ある程度の効果は出ているのではないかと思う。

さて、何故に我が家ではこんなことになっているのか?であるが、いろいろな虫を飼っていたりしたので、昆虫であればどんな虫にも効いてしまう殺虫剤をばら撒くわけにはいかなかったという事情があった。殺虫剤を使えない、蚊取り線香も使えない、という状況は一見大変そうに思えるが、それでも、こういう方法で、さほど苦労なく快適に過ごせるものである。

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2010年7月19日 (月)

散歩道の夏と友達

Natsu20100718 梅雨が明け、今年も暑い暑い夏がやってきた。広がる夏空の下で、田んぼの稲は日光をいっぱいに浴びてぐんぐん育っている。今は緑色の田んぼも、夏が終わるころには黄金色になる。

暑い夏、汗を拭きながら、暑さと闘いながら歩く。強い日差しを浴びて、蝉時雨の中を歩く。それでも木陰はいくぶん涼しく、時々木陰で休みながら歩く。日が傾く頃、ヒグラシの大合唱の中を歩く。それが夏の散歩だ。

思えば、この地に来て、最初にこの自然の中を歩き回ったのは夏だった。自転車に乗り、峠をいくつも越えて、走り回っていた。豊かな自然を感じながら、それが好きだった。様々な季節は様々なものを見せてくれる。力強い夏も好きだ。

昨年は、次女と一緒にアリジゴクの巣がかたまっている場所に何度も出かけ、アリジゴクを観察した。何匹か持ち帰り、飼った。一匹だけ、ちょっと違ったアリジゴクがいて、「ホカスリ氏」と名付けた。そいつは夏の終わりに羽化した。そして、もといたところに放した。

Hokasuri2010071601_4 先日の次女の誕生日に、網戸にとまるウスバカゲロウを見つけた。そいつは、家の中に入ろうとしていた。「きっとホカスリ氏の子供だよ!」と次女はいう。「そうかもね」と、私。「誕生日のお祝いにきてくれたんだよ」というと、喜ぶ次女。

ひと夏を一緒に過ごしたウスバカゲロウのおかげで、散歩道の生き物がぐっと身近になったのだ。ウスバカゲロウをみるたびに、昨年の夏を思い出すだろう。そして、我が家で育った何匹かのウスバカゲロウを思い出すことだろう。もしかしたら、そいつらの子供がこの中にいるかもしれないと思う。

Nushi2010071801 くねくね峠にいってみたら、くねくねの主がいつもの穴の中に座っていた。彼(顔つきからしてオスと思う)。とも長いつきあいだ。初めて会ったのは3年前。同じカエルにこれだけ長い間、頻繁に出会うというのも珍しい。彼は何度もやってくる私を覚えているだろうか?彼の巣穴にいくと、きまって、出てこようとする。そこで、「出てこなくていいから」というと、止まる。なんとなく、コミュニケーションがとれている気がする。

Nushi2010071802 「今日は暑いからね」「その中は涼しいでしょう」などと話しかける。話しかけている間、ずっと私を見つめている、くねくねの主。いつものように、「じゃあまたね」といってその場を去る。

暑い暑い夏の日は、あまり歩いている人がいない。一人孤独に自然と語り合う。そして時々友達に会う。

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