ビワをめぐる不思議な協力関係
うちのビワは、私がこの地に越してきたときに、人からもらって食べたビワの種を庭に埋めておいたら芽が出て、それが育ったものである。そのビワは随分育ち、毎年枝打ちをしないと2階の窓に当たってしまう。
ビワは11月頃花が咲くが、11月といえばもう虫もいなくなる時期なのになあと思う。だが、見ていると、メジロなどが花の蜜を求めてやってくる。蜜蜂なども来ていることもある。そして、6月頃に実が実る。放っておくと鳥がきて食べてしまうので、我が家では、まず人間の分を確保する。実際、実は沢山なるが、取りやすい位置のものだけ取って、あとは放っておく。そうすると毎日鳥がやってきて食べる。
鳥たちは、一つの実を全部食べきることはない。ちょっとだけつついて食べてはまた別の実をちょっとだけつついて食べる。そうすると、その鳥がつついた場所に蜂や蟻をはじめとする昆虫たちがやってきて食べる。虫たちは鳥がつついてくれることで食べやすくなるようだ。
不思議な協力関係だなあと思う。そういえば、柿などもそんな風になっているのをよく見る。
果実といえば、果実を食べるモノがいて、そのおかげで種が運ばれるのではないのか?まてよ、ビワの場合、種が大きすぎて、鳥は運ばないだろう。柿もそうかもしれない。
実際のところ、このビワの種は私が食べて運んだともいえる。もしかすると、地面に落ちた実を拾って食べる動物に期待しているのだろうか?
一本のビワをめぐって、生き物たちのいろんな協力関係が見えるような気がした。
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