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2008年6月 7日 (土)

アカガエルが上陸する頃

例年より2週間程度遅かったアカガエルの産卵だが、上陸はほぼ例年通りのようだ。今日いってみたら、多数のちびアカガエルが上陸していた。体長は1センチ程度。小さな小さなカエルが大量に上陸する。3月にここで産卵されたあと、水が涸れたり、突然、寒さが戻り、凍結してしまったり、流されてしまったり、と、例年、様々な苦難が続くが、それでもこの時期になると、気をつけて歩かないと踏んでしまいそうなくらいに大量のちびカエルが上陸するのだ。Akagaeru2008060701

ただ、上陸できたからといって、これで安心、というわけではない。彼らが大量に上陸するころには、天敵も彼らをもとめてやってくる。ヤマカガシなどは、彼らが大好物であり、一斉に上陸するのを待ち構えている。片っ端から丸呑みしていく。

Akagaeru2008060702 これから、彼らは少しずつ数を減らすが、彼らの体も少しずつ大きくなっていく。秋までは、彼らはこの水辺からそう離れずにくらすが、秋になれば、水辺でみることはむしろまれになる。草むらや林の縁で見ることが多くなる。

彼らより少し遅く産卵されたヒキガエルたちは、オタマジャクシの期間が短く、もっとも早く産卵されたアカガエルたちを追い越して、5月中旬にはすでに上陸している。彼らは水辺に居つくことはなく、すぐに林の中に入っていくので、林の中で見つけることはあっても、水辺には長くいない。

さらに彼らより遅く、新緑の頃に生みつけられたシュレーゲルアオガエルや、アマガエルたちはまだオタマジャクシの姿で田んぼの中にいる。Otama2008060705  田んぼは水がたっぷり入っているので、アカガエルたちのように水が涸れて死んでしまったりする心配は、あまりないようだ。

ただ、この時期、田んぼには除草剤が撒かれる。田んぼのそばを歩くと、その除草剤の臭いが鼻につくほどである。そうすると、Otama2008060703

中には、お腹を上に向けて死んでしまうものもいる。水が減ると、除草剤の濃度が高まるのか、多くのオタマたちが白いお腹を上に向けて浮いているのをよくみる。

しかし、それで全滅するわけではない。おそらく、長い人間との付き合いの結果、除草剤に強いものが生き残っていったのかもしれない。そして、死んでしまったオタマは、仲間の餌となる。あちこちで、死んだオタマをオタマが食べる姿が見られる。自然は死をも無駄にしない。

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コメント

今年は雨が多くて、水不足でおたまじゃくしが干上がる心配なく
上陸できる時期が来たんですね。
良かったですね。

投稿: ふるやのもり | 2008年6月18日 (水) 09時51分

そうですね。今年は比較的雨が多かったので、干上がって死ぬことは少なかった気がします。
ただ、いつも、一番に水の入る田んぼがずっと水が入らないままだったので、その周辺は例年よりかなり少なかったです。
全体で見れば、例年並かもしれません。そういう毎年の環境の違いが、今後、どんな風に影響して、どんな風に変化していくのか興味があります。

投稿: TAGA | 2008年6月18日 (水) 22時17分

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