カエルの声
カエルの話が続く。
毎晩、駅から自宅へと向かう道、駅前の商店街で何故かカエルの声が聴こえる。あれはシュレーゲルアオガエルの声だが、何故にあんなところで鳴いているのかまったく謎である。一面アスファルトに覆われている場所だ。まあ、商店街裏の民家の庭のあたりから聞こえてくるのではあるが、それにしてもビックリである。
さらに、そのカエル、季節的には少し遅れた時期から鳴き始め、今夜あたりは何故か数が増えたように思えた。田んぼの方では、カエルの声は静かになりつつあるというのに。まったく謎だらけである。いったいどこでどうやって鳴いていて、何故そこで鳴いているのか?大変興味をそそられる。
さて、カエルの声といえば、これまた、先日の「カエルを描きなさい」と同じようなことがいえる。「カエルの声ってどんな声?」と質問してみれば、大抵、「ゲロゲロ」だろうが、そんな風に鳴くカエルはいない。カエルの声といっても、かなりバラエティーに富んでおり、「カエルの声」とひとくくりには出来ないものである。
それともう一つ、年中鳴いているアマガエルは別として、大抵のカエルはそんなにいつでも鳴いているわけではなく、ほとんどが繁殖期だけ。たまに、天候などの関係で鳴くことがあるくらいである。
要するに、カエルといえば、「ケロケロ○○ッピ」のような格好で、いつもゲロゲロと鳴き、水辺にいてピョンピョン跳ねているものという先入観を持っている人は多いのではないか。そういわれて、「それは違う」というかもしれないが、では、「どんな姿でどんな風に鳴く?」ときかれて正しく答えられるだろうか。現代の都会人はほとんどが答えられないのではないか?「近頃の子供は...」と言いたげな大人であってもである。それこそ「井の中の蛙」であろう。都会人の多くは「井の中の蛙」なのである。
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