2023年7月 6日 (木)

トレイルカメラが捉えた散歩道の生き物たち

散歩道に自動撮影カメラを仕掛けることは随分前からやっていた。最初の頃はなんとかタヌキやノラネコが写るという具合で、色々工夫もした。近年はトレイルカメラというものが安価に簡単に手に入るようになってきて、野生動物を捉えることが比較的簡単に出来るようになってきた。

滅多に出会わない動物にも会える。たとえばアナグマ。

Anaguma20230519

歩いていて一度も目撃したことのないヤマドリも生息していることがわかった。

Yamadori2023061401

もちろんノウサギやタヌキも写る。

Nousagi2023031001

アライグマだってはっきりと写る。

Araiguma_20230422

場所や季節が変われば現れる動物も変わる。今、設置したカメラにはどんどんと色んな動物が写っている。

タヌキ、イノシシ、アライグマ、ノウサギ、ハクビシン、アナグマ、ヤマドリ....

今後はもっとカメラを増やし、彼らの動きをもっと詳しくとらえられるようになればと思う。

こうして自然を確かな目で知ることが、なによりも大切だと思う。頭の中だけで考えていたのでは見誤る。私は20年間、身近な自然を見つめてきたが、毎日が発見の連続だったし、自然の変化を実感として感じることができる。

まだまだ探りたいことは沢山ある。

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2023年6月19日 (月)

散歩道プロジェクト第二章は始まっている

昨年から、散歩道プロジェクトは第二章に入る、といって、様々なことをやってきた。ブログの方の更新がなかなかままならなかったし、そもそも散歩に行く時間もかなり減少してしまった。今、少し時間も出来たので、これまでの散歩道プロジェクト第二章の取り組みを少し記録しておこう。

散歩道周辺の谷津田はかつて、本当に美しい田園風景だった。Yatsuda2013051201

この写真はほんの10年前の2013年の写真。ここはまさにアカガエルの楽園だったし、いろんな生き物が育つ田んぼだった。それが耕作放棄地となって久しい今はこんな状態だ。Tambo2023061901

そうして、アカガエルは激減した。とはいえ激減した生き物ばかりではない。ハラビロトンボは増えて、以前は珍しいトンボだったが、今はごく普通のトンボになった。Harabiro2023061901

耕作放棄という環境の変化は生態系の大幅な変化をもたらす。そして、それはじっとしていない。少しずつ変化して別なものになっていく。かつて何百年と続いた自然環境は急激に変化していく。それだけならいいが、いつの間にか残土や産廃で埋め立てられたり、最近は、ソーラーパネルだらけになったりもする。これをなんとかしたいとずっと思ってきた。

そこで、昨年後半から耕作放棄された田んぼを再生して、稲作を始めようとやっている。最初は本当に草ボウボウの耕作放棄田んぼだった。Dsc_7803

何人かでこの草を刈り取り、耕して、水を入れて、田んぼを再生した。Tambo2023021502

そして、草ボウボウの土地が田んぼに戻った。これは、田植え直後の写真。Tambo2023061902

とはいえ、周辺はまだまだ耕作放棄地だらけだが、ほんの1%でも、もとの田園風景に戻すことができたのではないかと思う。しかしながら、耕作放棄地の圧力は凄い。草ボウボウの土地を苦労して田んぼに戻せたとしても、毎年どんどん耕作放棄地が増えていく。これをなんとかしたいと思い、色々とやっている。学ぶことは多いし、失敗も多い。試行錯誤しながら進んでいる。数年ではやりきれないことも多すぎるが、長期計画を立てて少しずつ進むしかない。

田んぼだけではなく、里山、谷津田の場合は斜面林だけれど、それを整備するということも少しずつ出来てきた。草や笹が生い茂って、通れなくなってしまった、くねくね峠道も少し整備して人が通れる状態に出来た。Sampo2023021604

さらに、かつて自動撮影カメラを設置して、散歩道周辺に生息する動物を探っていたりしたのだが、これも本格的に何か所かに設置するようになってきた。Trailcam2023061901

おかげで色々な動物を確認することができた。イノシシ、タヌキは本当に多いが、ノウサギ、ハクビシン、アライグマ、アナグマ、そして、キョンも撮影できた。

Anaguma2023061901

Inoshishi2023061901

この場所の自然を知り、それを多くの人に伝えることで、この場所の素晴らしさを感じてもらうこと。それが20年前に散歩道プロジェクトを始めた頃の散歩道プロジェクトの原点だった。20年間、ずっと歩き、観察し、感じてきた。その間に、この場所はどんどん変化してきた。大きな危機もおとずれた。その危機に必死で立ち向かったこともあった。

今は、さらに、この場所をもっと知り、自分の力で少しずつ変えられるところは変えていく。また、この地域の人々との繋がりもだんだんと出来てきた。

私はこの美しい自然がそのままであり続けるようにと、自分に出来る範囲でやろうと、それが散歩道プロジェクトの原点だった。その思いは今も変わらない。さらに色んなことを知り、さらに色んなことをやっていこうと思う。

20年間の散歩道と私の物語。第二章は始まっている。どこまで出来るか、何が出来るかわからないが、出来る事を増やしていって、進んでいこうと思う。

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2023年2月17日 (金)

散歩道プロジェクトの20歳の誕生日

散歩道プロジェクトは2003年2月16日に生まれた。その頃、趣味のホームページを作っていたのだが、いつも歩く散歩道への熱い思いから、特別なページを作ろうと思ったのがきっかけだ。。

それは、大好きな自然の中の散歩道が消えてなくなるんではないかという危機感からだった。その頃、どんどんと住宅街が進出していた。まだ、ちはら台が今の半分くらいの広さしかなかった頃、延々と連なっていた里山がどんどん消えていき、やがて私の大好きな散歩道周辺の里山も消えると思われた。実際そう思っている人も少なくなかった。

その前に、この散歩道周辺の里山の自然の中の出来事をしっかり記録して、多くの人に見てもらおうと思ってカメラを持って家を出た。これが、その頃の写真だ。Dscf0018

2003年当時の「くねくね峠」だ。「くねくね峠」という名前は私がその時に勝手につけたが、いまや、それで話しが通じる人が多くいる。

そこから「アカガエルの沼」「くねくね主」「コナラの木の想い出」「黄金色に輝く林」など、様々な出会いと出来事があった。それはいつしか私の人生の主要な部分を占めるようになってきた。

20周年の今日、朝から散歩道に出かけた。Sampo2023021601

変わっているようで、それほどかわっていない散歩道だ。20年前の同じ場所はどうだっただろう?Sampokita

変わっているようで、変わっていないようでもある。

しかし、大きく変わったこともある。その一つはイノシシが出るようになったことだ。Sampo2023021602

いまや、イノシシだらけで、あちこちで道がズタズタに掘り返されている。

もう一つは、休耕田だらけになったことだ。かつて、歩けば踏んづけてしまいそうになるほどのアカガエルの楽園だった田んぼも、随分前から休耕田になり、風景はまったく変わった。Sampo2023021603

そして、残土埋め立ての危機があった。残土埋め立ての計画は現在は止まっているようだが、その計画が持ち上がった時は、自分の身が削られる思いでなんとかしようと一生懸命だった。

そして、休耕田が増えたことで、かつての道を誰も歩かなくなり藪に覆われて歩けなくなったところがあったことだ。

去年の2月16日、私は「散歩道プロジェクトは第二章へと向かう」と書いた。それは、私自身の生活が第二章へと向かい、それは今まで以上に、この地域の自然と直接向き合う生活をすることにしたからだ。

藪に覆われて歩けなくなったところは、先日、みんなで通れるようにした。Sampo2023021609

もう何年も忘れかけていた風景が蘇った。

Sampo2023021606

くねくねの主が棲んでいた穴も、まだしっかり残っている。

Sampo2023021605

そしてまた、今年から新たに始まることも色々ある。

私は、散歩道プロジェクトを始めた時、「沢山元気をもらった散歩道への私のささやかな恩返しのつもりです」と書いていた。まさに恩返しのつもりで20年間やってきた。でも、恩返しどころか、この20年間で、散歩道が私に色んなことを教えてくれたし、いろんな人との縁を繋いでくれた。さらに感謝することが増えた。

私は、今年からはまた新たなことをやっていく。それは将来、散歩道がまたかつての輝きを取り戻すことに繋がればと思っている。実際、そこまでの道のりはとても長いが、今、なんとなく、出来そうな気がしている。そして次の世代へとつなぎ、100年後も腐らない美しい散歩道をつくることが出来たら、それが本当の私の散歩道への恩返しになるだろう。Sampo2023021608

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2022年2月20日 (日)

散歩道プロジェクトの19年、そして第二章へ

2022年2月16日。2月16日は、散歩道プロジェクトの誕生日だ。2003年2月16日は雨だった。何を思ったのか、デジカメを持って出かけたのだ。それから、大好きな散歩道やそこに生きる生き物の写真を撮り、Webに載せる日々が始まる。それから私の生活はがらりと変わった。それから19年が過ぎた。変わらずに散歩道を歩き、写真を撮る日々。散歩道は色々と変わった。いろんな出来事があった。

毎年、2月16日前後は散歩道に出かけ、散歩道プロジェクトの日々を振り返る。今年も振り返るために歩こうと思っていたが、色々な用事が重なりなかなか行けなかった。それに天気が悪いことが多かった。

それでも、今日、2022年2月20日、雨が時々降る天気だったが、夕方、雨が弱くなったと思ってでかけた。歩いていたら、パラパラと降ってきた。Sampo2022022001

雨は、霰(あられ)に変わり、バチバチと音をたてて降ってきた。それでも、散歩道を歩く。

一昨年、突如、残土埋め立ての危機がおとずれた。それは辛い日々でもあった。埋め立て危機にあった田んぼ、ここはアカガエルの楽園なのだけれども、そこは今は水がたまっていて、湿地になっている。Sampo2022022002

昨年は多くのヒキガエルの卵があった。今年はどうだろう?

思えば、2020年に突如やってきた残土埋め立て危機。それまでは、春になって始まるカエルの季節に、卵から成長する日々を、ひたすら見つめてきた。旨く育てば喜び、水が涸れるなどして育つことが出来なければ悲しみ、そうして、ここの自然とともに喜びも悲しみも味わってきた。そうして、残土埋め立てという一気にここの自然が消えてしまう危機に直面して、色んなことをやってきた。それは辛い日々だったけれど、そこで色々なことを学び、色々な人と出会うことができた。そうして、今の自分がある。これは私が散歩道プロジェクトを始めたことと同じくらい、大きな出来事だったと思う。そして、今年、また、私の生活は大きく変わる。これは「散歩道プロジェクト第二章」の始まりかもしれないと思う。

降りしきる霰(あられ)の中を、いつものように、くねくね峠に向かう。途中、シロハラがピョンピョンと跳ねながら先導してくれた。くねくね峠はすっかり暗くなっていた。Sampo2022022003いつの間にか人の手があまり入らなくなった、くねくね峠道。藪をかきわけて進む。見上げると濡れた木々がいつものようにそこにあった。来るたびに少しずつ違っているが、何故か見ると落ち着く風景。Sampo2022022004

19年間の色んな想い出が詰まっている風景。そして、パラパラと霰(あられ)の音が強くなり、そしてまた弱くなった。この時間の静寂。静かな中に、いくつかの生き物の気配を感じるこの音風景に耳を澄ます。

家に向かって歩き始め、いつもの散歩道の風景に溶け込みながら、これからもずっとこの風景の中を歩きたいと思う。何よりも、心落ち着くこの場所。何よりもここを歩くことが私の人生なのだ。Sampo2022022005

そうして、散歩道プロジェクト」は第二章へと向かう。

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2022年1月 8日 (土)

2022年新しい年の第一歩

 2021年はこの「散歩道プロジェクト」の更新がほとんど出来なかった。2020年の後半から2021年の前半は、残土埋め立て問題で頭がいっぱいだった。散歩道が埋め立てられる危機に直面し、必死で様々なことをやってきた。2021年の後半からは私の仕事がとてつもなく大変なことになり、ブログの更新どころの話しではなかった。そして2022年を迎えた。考えてみれば、2020年から私のまわりで起きた色々な出来事は全てが繋がっている。そして2022年は新しい「散歩道プロジェクト」の始まりだ。そして2023年は散歩道プロジェクトは20周年を迎える。

 2022年1月8日。この日が私の2022年の最初の散歩になった。2日ほど前に降った雪は10センチを超える積雪となり、その後も気温が上がらなかったため、雪の残る散歩道となった。Sampo2022010801

雪積もったの散歩道を歩くのは何年ぶりだろう。谷の日陰の部分は、ほとんどとけることもなく、フカフカの雪が残っている。Yuki2022010801 Yuki2022010802

雪の上に動物の足跡がないかと探すが、ほとんど見られない。唯一、イノシシと思われる足跡があったくらいだった。

夏から秋にかけて、草が生い茂って入ることの難しかった、くねくね峠に向かう。冬になって草が枯れてようやく入り口を突破できるようになった。それまでは、密集する背の高い草にはばまれてなかなか入っていくことが出来なかった。Kunetoge2022010801

草が枯れて通れるようになったとはいえ、生い茂るササの間をかき分けながら進む必要がある。

しかし、入り口付近の笹の密集を抜ければ、比較的歩きやすい、以前とほとんど変わらない道があらわれる。Kunetoge2022010802

様々な想い出のある、くねくね峠道だが、いずれ、しっかりと草刈りをして、進めるようにしたいものだと思う。Kunetoge2022010803

くねくね峠は私の散歩にとって、とても大事な場所だ。ここで、くねくねの主に出会ったり、オオムラサキに出会ったり、沢山の出来事があった。散歩に行くということは、くねくね峠に行くことでもあった。

さて、新年最初ということもあり、瀬又八幡神社に向かう。三が日に来れればよかったのだけど、2年ぶりの帰省を優先したから、やっと今日になってこれた。Jinja2022010801

お参りをして、この一年、色々あったが、なんとか無事に過ごせたことの感謝と、そして、新しい年も健康に無事に過ごすことが出来るようお祈りをする。2022年はとにかく新しい年にしていくぞと決意を新たにした。

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2022年1月 6日 (木)

2022年新しい年の始まり

「アカガエルの季節の憂鬱」という記事を書いてから何も書かずに一年近く経過してしまった。

2021年は本当に色々なことがあった。そして、2022年はとにかく新しいことがスタートする年になると思う。散歩道プロジェクトの20周年へむけて、良い年にしたいと思う。最初の散歩からまた一歩を踏み出そう。

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2021年3月 7日 (日)

アカガエルの季節の憂鬱

 毎年この時期になると、今日はどれだけニホンアカガエルが産卵しているだろうかとワクワクしながら散歩する。そして卵塊を見つけては喜び、水が涸れて卵が死んでしまえば悲しみ、それから続くオタマジャクシたちの成長を見守る季節が始まるのだ。だが、今年はとても憂鬱だ。出掛けるのにも気が重い。それは、この看板に象徴される。Choseiike2021030701散歩道の谷津田の一番上流、私が必ず最初に写真を撮ってきたその場所にこれがある。ここは、残土埋め立て計画では調整池になる予定の休耕田だ。これを見るたびに何か重いものが私の心にのしかかってくる。

ここに残土埋め立て計画があることを知ったのは昨年2020年の6月のことだ。その計画はこの休耕田から続く谷を大規模に残土で埋め、この休耕田は調整池になる計画。そのことを知ってから私の頭の中は、そのことで一杯になった。まるで家族が重い病気にかかったかのように心配し、色々な人に相談し、色々なことを考え、色々なことをやってきた。このことに同じように心を痛め、何か出来ることをしようと言って同じ方向を向いてくれた方もいたが、そもそも、多くの人々は否定的だ。自分たちの生活には影響ないという人、法律を守っている限り何も言うことは出来ないという人、土地の有効活用だからいいじゃないかという人、言い方は色々あるが、とにかく否定的だ。中には、ここを埋めて道路でも出来たら便利になるから嬉しいという人までいる。

 私は別にこの土地の所有者でもなんでもないし、遠く離れた広島県の生まれで、ここにやってきたのはほんの25年ほど前のことだ。だから、何も言う権利もくそもないのかもしれない。それは理解する。 しかし、ここがかつて収穫期には黄金色に稲穂が実る美しい谷津田だったこと、20130921t そして、ニホンカガエル、ヘイケボタル、ホトケドジョウ、といった生き物たちが生き生きと生息し、谷にはウグイスなどの鳥の声がこだまする、そういう本当に美しい場所だったし、その中を歩いて、辛い時も悲しい時も癒されたものだ。「散歩道プロジェクト」はその癒しを与えてくれたこの場所に感謝しようという思いから始まった。

 昨年は、ここに大量に産卵されたアズマヒキガエルの卵を発見し、オタマジャクシが成長していくのを我が子のように見守った。Hikigaeru2020050501

そして、そのオタマジャクシが無事上陸して、やれやれと、ホッとしている時にその埋め立て計画が目の前に現れた。Hikigaeru2020051701_20210307102201

それから色んなことをやってきた。

この周辺はここ数年で休耕田が物凄く増えた。その原因は色々ある。イノシシの獣害もある。高齢化もある。様々な事情があると思う。それが残土埋め立て計画にもつながっているのだろう。

 私はこの場所にかつての輝きを取り戻したいと思う。田植えの時期には鏡のようにあたりの風景を映す田んぼ。Dscn0209-2

カエルの声やウグイスの声がこだまする谷津田。そして、秋になれば黄金色に実った稲穂。Inaho2021030701

そこで人々が生き生きと暮らす。そんな風景を取り戻したい。美しい未来を残したい。そう思って色んなことを考えている。自分に出来るありとあらゆることをやろうと思っている。そして、色んな人に働きかけたり、色々なことを模索したり、勉強したり。

ここ10ヶ月ほどはそうやって自分の余力を全てそこに注いできた。

しかし、

大多数の無関心な人々、否定的な人々。その人々はどんな未来を描いているのだろうか?

調整池予定地の看板を見るたびに悲しくなる。だから、大好きな散歩もいけずにいた。アカガエルに会いたくても、会えずにいた。

でも、アカガエルの季節は待ってくれない。今日、重い足を引きずるようにして、散歩に出掛けた。アカガエルの卵がそこにあった。見つけた時はいつものように嬉しかった。Akagaeru2021030601

こんな場所はここではなくてもいくらでもあるといえばそうだろう。だけど、私にとってかけがえのない場所。私の人生の一部なのだ。不幸にして計画が進んでしまったら、それは単に私の大事にしてきたものが失われるにすぎないのか。この場所を見つめてきた私の人生はそんなものなのかと思う。そう思ってまた重苦しい気持ちで家へと帰る。

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2021年2月27日 (土)

散歩道プロジェクト18周年記念オンラインイベント【再】

先日延期したオンラインイベントの開催日が決定しました。

2003年2月16日に始めた「散歩道プロジェクト」は18周年を迎えました。

これまで市原市市津公民館の講座や「となりの田みち」イベントで行ってきた講演を少しバージョンアップした特別バージョンで皆様に「散歩道プロジェクト」をオンラインイベントとしてお届けしたいと思います。

オンラインイベントはZoomにて開催いたします。

日時:2021年3月16日(火)20:00~21:30(予定)

参加方法

参加希望の方は

メールを送信 

または、本記事へのコメントにて以下を明記の上お申し込みください。

・「散歩道プロジェクトオンラインイベント参加希望」と明記

・住所(〇〇県〇〇市まで)

・氏名(ニックネームも可)

・メールアドレス(当日のURLなどのご案内をいたします) 

締め切り:2021年3月15日(月)※延長しました!

お申込みされた方にメールにて参加方法をご案内いたします。当日はZoomでの開催となります。

多くの方の参加をお待ちしております。Oomura2008071905_20210227092001 Nushi2010102301_20210227092001 Konara002_20210227092001

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2021年2月17日 (水)

散歩道プロジェクト18周年

2003年の2月16日。何を思ったのか、カメラを持って家を出た。雨が降る日だったが、散歩道の周辺の写真を撮りに行った。最初にとった写真がこれだ。Dscf0001

私が大好きな瀬又の谷津田の反対側は、丁度宅地開発が始まっていた。今はもう完全に住宅地になっている。最後に残された谷津田。もしかしたら、何年か後には消えてなくなるかもしれない。その前にとにかくそこの自然を私は写真にとって記録し、見たこと感じたことを多くの人に知ってもらいたいと思ったのだ。

そして、私の人生は大きく変わる。やがて、私が散歩道として愛していた瀬又の谷津田を通して、多くの人との繋がり、谷津田に生きる多くの生き物たちと心が繋がってきた。

ある日突然舞い降りて私の手にとまったオオムラサキ。Oomura2008071905

何年もの間、心を通わせたヒキガエルの「くねくねの主」。Nushi2010102301_20210217225501

「帽子を落としたよ」と教えてくれたコナラの木。Konara002

様々な出来事が私の中に物語を作る。

 2018年の2月17日、つまり、散歩道プロジェクトの誕生日の翌日、私はいつものように散歩道の谷津田で写真を撮っていたら、杖をついて歩く一人の老人に出会った。

その老人は「ここは良い湧き水が湧いて流れているから、この水を田んぼに引こうと思う」という。その田んぼがどこの田んぼなのかわからなかったから色々たずねてみたが、よくわからなかった。そして、「榊を探しているんだが、なかなか良いのがなくて」という。そして、しばらく一緒に探した。そして「まあいいか、このくらいで。飾るだけだし」といってその老人は谷の奥へと消えて行った。Jiichan2018021701

不思議な体験だった。

そして、この谷津田に昨年、残土埋め立て計画があることがわかった。それから自分が散歩道プロジェクトをやってきた意味はなんなのだろう?と自問する日々。でも、今、私が何か動かなければ長年こうして「散歩道プロジェクト」を続けてきた意味はいったいなんなのだろう?

そんな気持ちに突き動かされて、そうして、色んなことをやってきた。そして、さらに新たな人との繋がりができた。それは私の使命なのではないか?そんな気持ちになる。18年前、何かに突き動かされて、「散歩道プロジェクト」を始めたこと。そのことが私の人生の答えそのものになってきた。

埋立予定地の谷津田の奥から、こんこんと湧き水が流れるのを見て、かつて、長い年月、ここで稲作をしてきた人のことを思う。その多くの人々の気持ちを無にしてはならないのだろうと思うのだ。Tambo2020062701

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2020年7月23日 (木)

重なりゆく季節

 散歩道の中、私はずっと同じ場所、同じアングルで写真を撮り続けている場所がいくつかある。もともと、季節とともに毎日表情を変えていく自然の姿を記録したいと思い、撮り続けているものだ。もう20年近く写真を撮り続けている場所もある。

 長年、同じ場所、同じアングルで写真を撮り続けてきたことで、見えてくるものがある。自然の中の実り豊かな田んぼがあったものが、次第に耕作放棄されていき、使われなくなってきた。耕作放棄された田んぼは、やがてそこに田んぼが出来る前の姿に近づいていく。そのことは長年見ていればわかる。私は写真を撮り続けてきたので、その動きを一つの映像にしてみることが出来る。

 とにかく長年、同じ場所、同じアングル、同じカメラで撮り続けてきたのだ。それを繋ぐと一つの流れになる。そういった一連の時の流れを感じる映像は何度か制作してきた。今回、もっとも長い6年間という長さの映像を繋ぎ合わせた。技術を駆使してできるだけブレの少ない映像にしてみた。

 実り豊かな田んぼ、あきらかに人の営みが見える田んぼが、やがて半分放棄され、さらに半分が放棄され、自然に戻ってゆく。これは田んぼという人とかかわって生きてきた生き物が命の営みを絶たれ、そして自然に返ってゆく姿なのかもしれないと見ていて強く思う。

 注意深くみれば、昨年の台風で森の木がずいぶんとダメージを受けたことや、数年前に季節外れの雪が降って、セイタカアワダチソウが倒れてしまったことなどが見れるはずだ。そんないろんな物語がこの一連の映像には隠されている。

 季節は毎年同じようにめぐってくる。その中で、年とともに様々な変化がある。あなたはその変化をいくつ見つけられるだろうか?

 そして、今、この自然に大きな危機が迫ってきていること。あなたはこの映像に何を感じるだろうか?

https://youtu.be/xrelUVI5F2M

 

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